九州電力の代表的な家庭向けプラン「従量電灯B」と「スマートファミリープラン」。 基本料金も第1・第2段階の単価もまったく同じなので、多くの家庭で差はごくわずかです。 では、どこで差がつくのか。公式の実単価で使用量別に比べてみます。
結論:月300kWhを超えて使う家庭はスマートファミリーが有利(第3段階の単価が安いため)。
300kWh以下ならほぼ互角。ただし従量電灯Bは燃料費調整に上限があり、価格高騰時に守られる点が強みです。
単価の違いはここだけ
| 項目 | 従量電灯B | スマートファミリー |
|---|---|---|
| 基本料金(40A) | 1,264.96円 | 1,264.96円 |
| 従量 〜120kWh | 18.37円 | 18.37円 |
| 従量 120〜300kWh | 23.97円 | 23.97円 |
| 従量 300kWh〜 | 26.97円 | 25.87円 |
| 燃料費調整の上限 | あり | なし |
| 2年契約割引 | なし | −777円/年 |
つまり、300kWhを超えた分だけスマートファミリーが1kWhあたり約1.1円安くなります。 使用量が多い家庭ほど、この差が積み上がります。
使用量別の月額シミュレーション
| 月の使用量 | 従量電灯B | スマートファミリー | 差(月) |
|---|---|---|---|
| 200kWh | 5,866円 | 5,862円 | −4円 |
| 300kWh | 8,503円 | 8,497円 | −6円 |
| 400kWh | 11,440円 | 11,322円 | −118円 |
| 500kWh | 14,377円 | 14,147円 | −230円 |
| 600kWh | 17,314円 | 16,972円 | −342円 |
200〜300kWh程度なら差は月数円で、事実上どちらでも同じ。400kWhを超えるあたりから月100円以上、 600kWhでは月340円前後(年約4,100円)の差になります。スマートファミリーは2年契約割引(年777円)もあるため、 多く使う家庭ほど差は開きます。
どちらを選ぶ?3つの判断軸
① 月の使用量300kWh超が多い(家族世帯・オール電化でない大きめの家)→ スマートファミリー。200kWh前後の一人暮らし等 → ほぼ互角。
② 燃料高騰リスクをどう見るか従量電灯Bは規制料金で燃料費調整に上限あり。燃料価格が急騰した局面で上がり方が抑えられます。値上がりが不安なら従量電灯B。
③ 2年契約の縛りを許容できるかスマートファミリーの2年割は年777円お得な一方、期間内解約で違約金の可能性。引っ越し予定などがあるなら要確認。
※ 掲載の単価・試算は九州電力の公式公表値に基づく参考値です(基本料金・電力量料金は2024年4月1日実施の料金表、 燃料費調整は2026年8月分)。最新の単価・適用条件・割引の詳細は必ず九州電力公式サイトでご確認ください。